【gonnta's北海道アウトドア情報】
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●9月6日(木)

泊:ライダーズハウス『ミートハウス』
走行距離:200.7Km

   洞爺湖温泉−(R37:静狩国道、R5:大沼国道)−
      大沼国定公園−(R5:大沼国道)−函館

朝、腹の調子が悪い。 羅臼での腹痛以来食い物には気をつけていたが暴食がたたったようだ。 しかしそんなことはお構いなしにF戸、M木は出発の準備をしている。 どうせ『腹が痛い!』といってもF戸のこと、 『あほか』の一言で片付けられるのがわかっているので、 トイレとバイクを往復しながら荷物をパッキングする。 結局大沼に着くまでの数時間この腹痛と戦うことになる。 M木とF戸は前にも書いたとおりアマチュア無線で交信しながら ツーリングしているようだが、俺はその後ろを見つつ、 腹痛を忘れるためにヘルメットの中で大声で歌を歌う。 大沼に着く頃には腹の具合も良くなり、天気も最高。 大雪山での着膨れ状態が嘘のようにTシャツにGジャンで大丈夫だった。 大沼はさして見るところなし。記憶に残っていない。 F戸によると、この辺で行きのフェリーで一緒だった女3人組とすれ違ったらしい。 函館に着いて、まずはトラピスチヌ修道院。 トラピスチヌ修道院はレンガ作りのきれいな教会だった。 敷地内を見学したあと他の観光客と一緒に教会の外に立っていると、 教会に入っていく車にクラクションを鳴らされた。 見るとシスターが運転していた。手を振ってどけと合図している。 一気にこの教会への畏敬の念は崩れ去り、 この人ここで何を修行してるんだろうと疑問に思った。 次に五稜郭に行く。個人的に歴史が好きなので、ぜひ展望台に上って 上からきれいな五稜郭を見たかったが、人がたくさんいたし、 F戸が『そんなもん見んでもいいやん』って言うし、 M木も無言で同意していたので、ここでも俺が折れる。 そろそろ時間も遅くなってきたので宿を探すことにする。 ガイドブックに載っていたライダーズハウス『ミートハウス』に行くことにした。 予約なしの先着順となっていたので早めに行くようにする。 ここは駅前から少し離れて函館港に面した埠頭にある。 このへんはレトロな町並みでしかもBAYハコダテのように観光地化もされておらず、 同じ港町でも神戸とは違った良さがあった。 ライダーズハウスの前に黒白カラーでL型エンジンを積んだBMWが止まった。 町並みにぴったしでとてもかっこよかった。 さて『ミートハウス』だが、宿の質は1泊1000円でいい方だった。 ただ住所氏名を書いた上、確認のために免許証のコピーを取られた。 まあ、盗難事件とがあったかも知れないけど受付も事務的でその辺があんまり気に入ら なかった。 同じライダーズハウスでも道東や道北のと比べると人間味を感じなかった。 とりあえず宿を確保したので荷物を置いてもう一度観光に向かうことにした。 夜はロープウェイで函館山へ夜景を見に行くつもりだったが (山頂への道は夜間は自家用車(バイク含む)は通行止め)、 ミートハウスにいたライダーにTAXIでいって待っててもらうのが一番いいと聞いた のでそうすることにした。 これはいい手だった。複数で函館山にのぼる人はこの手をすすめます。 まずは元町近辺を軽く流す。この辺りは後ろに函館山、前に函館湾、 雰囲気のある名前のついた坂と、近くには外人墓地やレトロな建物、 神戸に似ている。 ここで『地元神戸』と書くと尼崎のどこが神戸やとつっこむZXRに 乗った人がいるのでやめておく。 ここで坂の上にバイクを止めて景色を楽しむ。坂の名前は忘れたが 『ポッキー』のCMで高校生役の『ひなのちゃん』が彼氏と一緒に 下りていく坂のような気がする。 バスで来ていたおばさん連中が俺らのナンバーを見て、 『いや神戸やって』と噂をしているのを聞いてすこし鼻が高くなる。 そうこうしているとF戸が坂の下から上ってくるから、写真を撮ってくれと頼まれる。 OKするといきなりバイクに乗って下に降りていく。 しかもノーヘル。下に着くとUターンしてF戸が駆け上がってくる。 後からうるさいからシャッタチャンスを逃さないように緊張してシャッターを押す。 その直後に巡回のパトカーがきた。やっぱりF戸は運いいわ。 次にBAYはこだてに行く。 ここは日本郵船の倉庫を改造して外観はレンガ造りをそのまま残し、 中はビアホールなどの飲食店や雑貨なんかを売ってる店があっていい雰囲気だった。 ここでの記憶はF戸がここでしか買えない『土方ビール』を買っていた(さすが酒屋の 息子)と 俺は覚えてないがF戸によるとM木が手紙を書いていたらしい。 ここでは日没前の夕焼けまで暇をつぶす。 海沿いに眼鏡橋みたいな形の小さな山形の橋があった。 F戸は見た瞬間に目を付けていたらしい。 夕焼けがでた瞬間にその橋の上にバイクを止めて夕日をバックに写真を撮る。 ここでのシーンは以下の通り。 ・俺が橋の上でバイクに乗ってポーズを決める。  その前にF戸シャッターを切る。俺の写真少しぶれている。 ・M木、バイクの前に立って写真を撮る。 ・F戸、まずZXRだけの写真を撮る。角度、向きを一生懸命調整している。  『待ってる人いるから早くとれや』の声をかける。  でも無視して調整しようやく1枚。さらに自分も入って1枚。 やっぱりこんな感じ。でもこの写真は北海道300枚の写真の中でベストショットに入 る。 この後、レンガ造りの壁に間接照明のスポットライトがあたっていたので、 そこで3人一同ライトに照らされてかっこつけて写真を撮る。 そうこうしているうちに日がどっぷりと暮れたので、バイクを止めて函館山へ行くため にTAXIを探す。 TAXIの運ちゃんも『函館山まで乗せて、夜景を見ている間客を待って、また帰って くる』ような パターンは多くなれているようで、すぐ山頂に向かった。 先ほどバイクで上った坂道、日も落ちて暗くなっている坂道をTAXIに乗 って駆け上がる。山頂への道はガードマンがバリケードをたてて車をチェッ クしている。黙って上るのは無理なようだ。片側一車線の細い山道を行く。 六甲を上っている感じか...途中で急にTAXIが止まる。渋滞で前に進 まない。全然動かない。『こんなに混むの〜』と運転手さんに話しかけるが 、運ちゃんもわからないようだ。結局、バスの駐車場が満杯で路駐している バスと帰ってきたバス、開いた駐車場に入ろうとするバスが交錯し、そこに TAXIも巻き込んでの大渋滞。利尻島といい知床のカムイワッカといいバ スのPOWERには参る。どこにでもやってきて観光客をおろしていく。十 数分の後、なんとかTAXI用の駐車場に入る。 運ちゃんに『ナンバー覚えといて』といわれ、TAXIの社名とNOを覚え て一段上の展望台を目指す。さすがにTAXI、バス、ロープウェイでやっ てきた人がいっぱいだ。函館山の石碑の前は写真撮りの順番待ちだ。おばち ゃんらに順番抜かしをされながらもなんとか写真を撮る。あとは夜景を楽し む。眼下には街のライトが半島の形を浮かび上がらせている。写真でよく見 る有名な景色だが、やっぱり実物にはかなわない。反対側に行くと、海の上 に漁り火が並んでいる。『どうのこうの言って北海道一周して函館まで来た か』と密かな感動を感じる。M木もF戸もそれぞれ夜景を楽しんでいるよう だ。山頂には20分くらいいただろうか、晩飯を食ってなかった。腹も減っ たのでTAXIに戻る。TAXIに乗って来た道を帰り、BAYはこだてに 帰ってくる。 さて何を食うか...ここでF戸の出番。前にも書いたように3人の中で “食”にうるさいのはF戸のみ。F戸の今日の意見は『すしだ!ネタのでか い寿司屋がある。』とマップ片手に“提案”という名の“命令”が出される 。だまってついていく2人。しかし10分、20分たっても見つからない。 2人の顔に『何でもいいから食おうぜ。腹減った』の文字が出るが『すし』 の文字に頭の中を占領されているF戸は気がつかない。結局...さらに数 十分、でも見つからない。目当ての店が見つからなくて不満そうなF戸と、 腹が減って不満そうな2人は居酒屋に入る。『3人、割り勘な…』というF 戸の意見に渋々同意したH瀬の耳に、『すいません、ウニ丼、それから、い かそうめん…』の声が聞こえる。H瀬も負けじと注文するが、1000円単 位で積み上がるF戸の注文と、唐揚げなど100円単位で積み上がるH瀬の 注文では勝負にならない。その上、F戸は酒屋の息子、当時350mlビー ルすら飲めないH瀬では酒の上でも勝負にならない。M木は両方が注文した のをもくもくと食べている。ここで言ったら『セコいな。しょうもないこと 言うな!』との意見がでるであろうF戸を気にしてH瀬は我慢する。 まあ、腹もいっぱいになったし、ライダーズハウスに戻る。明日は札幌のM 木宅まで400kmを越える最後のロングドライブ。体調を整えるためにも ぐっすりと眠る。

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